maratishe.github.io
CygwinをWindows10へインストールする手順
Author: maratishe@gmail.com -- created 170217

Windows・Mac・Cygwinの背景


プログラミング・コマンドライン動作などを行うとき、WindowsとMacOSを含めて環境を統一する必要がある。普段は、MacOSを無視してWindowsだけに中集中する道と取るが、その場合、継続的に増えている傾向であるMacユーザの対応が難しくなる。ここマニュアルでは、Windows+Macどちらでも使える環境を構築する方法を説明する。具体的に、以下でWindowsの分のみを説明するが、その環境がMacと同一なものになり、自然に共通化される。はい、その通り、Windowsの方をMacに合わせるという、珍しい道を取ることです。

(インストール後)環境・機能の比較は次の通り:

Macの場合:


Windowsの場合:


なので、これで両OSの環境を統一することができる。

Step 1: まず、Windowsが32ビットか64ビットを確認する


インストール手順がビット数により少し異なるので、確認しましょう。最近、64ビットが多いため、以下は64ビットの前提で説明する。

必要なところでビット数を注意するように指示する。

Step 2: Cygwinをダウンロード


ブラウザで「cygwin install」の検索を打って、1つ目を選択。
OSのビット数に従って、必要なファイルをダウンロードする。ダウンロード先として普段は「ダウンロード」のものになるが、私の場合、Desktopにlocalフォルダを作ってダウンロード先にしている。

もちろん、32ビットのOSでしたら、適切なファイルをダウンロードしてください。

Step 3: Cygwinインストール開始


普通に、ダブルクリックでインストーラーを実行する。

設定は、基本的にデフォルトでよい。

インストール先もデフォルトでよい、今度、Linuxのルート=元になる。

次は大事。基本的に、インストーラーが実行されたフォルダを指す。それか「ダウンロード」でも構いませんが、その場所を覚えましょう。なぜなら、今度、パッケージを追加するときに、このフォルダをターミナルの中で探せる必要があるからです。

次に進む

次な、スループットが出る国内のダウンロード先を選ぶ(JAISTなど)


それで、デフォールトのままで終了まで。

インストールは2分程度で終わるはず。

Step 4: Cygwinの初期化


Cygwinターミナルは使う予定はないが、最初の起動とともにCygwinが初期化されるため、一回だけは起動する。起動のショートカットがデスクトップに置かれているはずです。立ち上がったら、すぐに閉じる。


Step 5: Poderosaのターミナルを手に入れる


ビット数に応じて、Poderosa.w81.64bit.zipの64ビットのものか、Poderosa.W7.zipの32ビットのものをダウンロードする。ところで、インストールする必要はなし、解凍してすぐに使えるもの。解凍は、ダブルクリックで(中身を見る)のでなく、必ずしも右クリックの機能で解凍するもの(私の場合、特集の圧縮ソフトが入っているので、メニュが少し異なる)。
解凍でできたPoderosaフォルダの中にあるPoderosa.exeを実行する。初期実行で、以下のようにwindowsコンポネント不足するのメッセージが出て、追加のインストールが入る可能性があるが、1分程度で終わる。
純情に終わったら、Poderosaが立ち上がり、ターミナルを発行することが可能となる。

ちなみに、ターミナルとして、遠隔ログインとしてSSHのものと、Cygwinターミナル、両方がある。マルチタブ型なので、両種類のターミナルが複数に作れる。以下は、Cygwinの方です。
Cygwinターミナルを発行するときにエラーが出たら、上記の中で別のファイルを試してください。

Step 6: Cygwinパッケージを追加インストール


実は、上記のCygwinインストールがすぐに完成したことに理由がある。パッケージの基本設定で少なめに取っているからです。ソフトウェア開発演習、コマンドライン動作に必要なツールを満足的に確保するために、追加のインストールが必要です。

それで、少し背景知識が必要。Poderosaを使う際、コピペに対して技がある。Windowsの場合、CTRL+Cでコピー、CTRL+Vでペーストを行う。Poderosaが(衝突のため)そのキーが使えないので、代わりにALT+CALT+Vを使う。また、Poderosaの中で(マウスなどで)選択されたテキストが自動的にコピーされる機能もある。

じゃ、追加インストールに入りましょう。以下で、1つ1つを指示するが、一発の形でcygwin.packages.txtも使える(ブラウザで開かれてコピペでPoderosaへ移動してもよい)。

インストールには、GUIも使えるけど、コマンドラインの方が便利。そのために、Poderosaの中で、Cygwinインストーラーのsetup-x86_64.exeを探す必要がある。私の場合、ユーザ名はplatypus、ダウンロード先はDesktop/localになっているため、cd /cygdrive/c/Users/platypus/Desktop/localで必要なフォルダに移動する。ここで、スペースについて注意事項がある。それは、スペースが入っているユーザ名の場合、スペースをエスケープする必要があることです。 例えば、The Platypusのユーザ名の場合、The\ Platypusになります(バックスラッシュ)。ところで、手で打ち込みより、The+TABでオートコンプリートで入力した方が楽です。Linuxの場合、TABキーがよく使う。

その準備で、インストーラーの実行ができるはずです。以下のように、コマンド1つ1つコピペして、実行してください。
毎回、コマンドラインから実行したことにかかわらず、CygwinのGUIが発行される。必要なときに「次」か「終了」を押してください。コマンドは以下の通り(少し長いものがあるのでコピペで移動すること、各コマンドは1行になることに注意):

./setup-x86_64.exe -q -P unzip,procps --upgrade-also

./setup-x86_64.exe -q -P cygwin32-binutils,cygwin32-gcc-g++,cygwin32-w32api-headers,cygwin32-w32api-runtime,cygwin32-gcc-objc,cygwin32-zlib,gcc-core,libgcc1

./setup-x86_64.exe -q -P wget -P gcc-g++ -P make -P diffutils -P libmpfr-devel -P libgmp-devel -P libmpc-devel

./setup-x86_64.exe -q -P php,php-cli,php-Archive_Tar,php-bz2,php-jsonc,php-mbstring,php-mcrypt,php-pdo_sqlite,php-shmop,php-sockets,php-sqlite3,php-iconv,php-intl,php-ctype

./setup-x86_64.exe -q -P libopenssl100,librsync2,rsh,rsync,ssh,autossh,libssh-common,openssh,openssl

./setup-x86_64.exe -q -P ImageMagick,graphviz,xpdf,xdelta,xdelta3,git

あと、32ビットのOSなら、setup-x86_64.exeを適切なものに入れ替える必要がある。

Step 7: 終わり


それで、
基本的に終わっているが、Poderosaへのアクセスを容易にするため、スター画面にピン留めることを薦めてする。

これで本当に終わりです。お疲れさまでした。